逃げられない場所であることが効く
家庭ものは、家という閉じた場所で話が進みます。職場や学校も閉じてはいますが、決定的に違うのは自分の意思で行かないという選択がしにくいことです。仕事を辞める、学校を辞めるという選択肢は簡単には取れません。その前提があるため、関係が一度で終わらず続いていく形を作りやすくなります。この区分の作品が長尺になりやすいのもそこに理由があります。
立場の上下が話の推進力になる
教師と生徒、上司と部下、先輩と後輩。職場と学校には立場の差が最初から用意されています。この差がそのまま話を動かす材料になり、立場が上の人物ほど失うものが大きいという構図が成立します。家庭を持つ教師や既婚のOLが主役になりやすいのはそのためで、職場での立場と家庭での立場が二重になることで、追い込みの度合いが増します。紹介文では、その作品が立場をどう使っているかに触れています。
舞台が固定されると見せ方が変わる
教室や社長室のように舞台が固定される作品は、場所を移して変化をつける手が使えません。そのぶん、場面の区切り方や時間の経過で見せる構成になります。165分を超えるような長尺でこの型を取る作品もあり、同じ場所を時間をかけて描く作りになります。逆に出張や外回りを使って舞台を動かす作品もあるので、どちらが好みかで選び分けてください。
まとめ
OL・女教師ものは、逃げられない場所・立場の上下・舞台が動くかどうかの三点で性格が決まります。人妻ものと重なる作品も多いので、生活感のほうを重視したい場合は人妻の区分もあわせて見てみてください。